経絡治療と自律神経系・ホルモン系

現代医学では、自律神経系内分泌系という身体を健康に保つための働きがある事が分かっています。

 

そして、それらの働きが崩れると、自律神経失調症やホルモン分泌異常が原因の様々な症状が現れます。

 

自律神経は各器官と繋がりを持っていて、一日の時間帯やその時々の状況に合わせて、体がうまく機能するように自然に働いてくれる神経系で、交感神経と副交感神経の2つがあります。⇒自律神経サポート

 

また内分泌系はホルモンを分泌する腺や器官で、そのホルモンには、女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、脳内ホルモンなどがあります。

 

どちらも体の全身に影響力を持っていて、体のリズムや健康維持をしていく上でとても重要な役割を担っていて、体だけでなく心、精神にも影響をあたえています。

 

伝統的な東洋医学の中でその存在が経験的に認められる『経絡』も体の全身にネットワークがあり、各器官と繋がり、その命の恒常性を維持しているという意味で、自律神経系やホルモン系とても似通った存在です。

 

繊細な鍼の技術を使って、「経絡」のバランスを整え、生命エネルギーである「気」の巡りを促す事で、自己治癒力に働きかける経絡治療は、バランスの崩れた自律神経系やホルモン系の働きを最適化させることのできる施術法であるといえます。